Mindのランタイムのコンパイル
(Turbolinux Appliance Server 4 など一部のOSのみ必要と
なる作業です。それ以外のLinux OSでは本作業は不要です)
MindSearchはMind言語(コンパイラ)で開発されています。MindはJavaと似ており、アプリケーションのコード(Mコードと呼ぶ中間コード)1種ですべてのUNIX機上で共通に走行できます。
これとは別に、Mコードを解読・実行するランタイムが必要になります。ランタイムは小さなプログラムですがUNIX環境ごとにmakeする必要があります。これはC言語で記述されており、Mind言語では「カーネル」と呼ばれます。
以下の手順でMindSearchカーネルをコンパイルしてください。
(例) インストール先を ~/msfuzzy と仮定
(1) ~/msfuzzy/kernel/ に入ります
(2) makefile をエディタで開きUNIX種別を定義している部分を探します
合致した部分のみをアンコメントしてください(デフォルトはLinux
がアクティブになっています)
#------------------------------------------------#
# OSの種類。どれか一つのコメントを外してください。
#OSDEFINE = SUNOS_GCC ←SPARCは使えません
#OSDEFINE = SOLARIS_GCC ←SPARCは使えません
OSDEFINE = LINUX ←デフォルトはこれ
#OSDEFINE = FREEBSD
#------------------------------------------------#
(3) 64bitOS環境下で強制的に32bitのコードを生成するようなコンパイル
オプションが指定されています。以下の部分ですが、32bitOSでもこの
ままコンパイル可能です。
↓
CC = gcc -m32
(4) 以下のようにmakeします
( $ make clean ←前回生成オブジェクトをクリアする場合 )
$ make
$ make install
上記操作により実行ファイルが必要な場所に複写されます。
ランタイムが正しくコンパイルできたかどうかを確認するため以下の操作を行ってみてください。
(bin/ ディレクトリがPATHに追加されていることを確認の上操作)
$ msctrl
Usage: msctrl [-hHOST] [-pPORT] [-mN] { stop | search @SYM PATH.. | 〜略〜
〜略〜
上記のようにUsageが表示されればランタイムは正しく動作しています。
make install 操作によるファイル複写先は MindSearch のインストールディレクトリ内であり、OSグローバルな場所(たとえば、/usr/loca/〜〜 など)に何らかのファイルが複写されるようなことはありません。したがって、アンインストールはMindSearch のインストールディレクトリを単に削除するだけで行なうことができます。
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