Mind for Android マニュアル


端末との連携(パッケージローダ)


端末またはPCでの操作

パッケージローダをインストール

 Mind for Android を使ったアプリ開発でで必要となる端末用のアプリ Mindパッケージローダ(アプリ名:MindPkgLoader) があります。これを Google Play 経由で端末にインストールしてください。
 Google Playで検索ワードに「mindpkgloader」を指定するとすぐ見つけられます。
 このアプリは、Mind for Android 上で作成したアプリを端末に自動インストールするためのものです。
 とりあえずフリー版をインストールし、本格的に使われるようになったら改めて有料版をインストールされると良いでしょう。( フリー版と有料版はGooglePlay上で異なるアプリとして登録されています )
 フリー版と有料版の違いについては、フリー版/有料版の違い(フリー版の機能制限) をお読みください。

− 注:以前から Mind for Android をお使いの方へ −
●古い MindPkgLoader が端末上に存在し、それを上書きすると新旧が競合して正しく動作しないことがあります。古い MindPkgLoader を一旦アンインストールし、GooglePlay から改めてインストールしてください。
●ユーザが作成したアプリも同様で、古い Mind for Android で作成したアプリが端末にある状態で新版でコンパイルしたアプリをインストールしようとすると、署名形式の違いからインストールに失敗することがあります。このような場合は古いアプリをアンインストールしてやり直してください



 インストールが終ったら、アイコンのショートカットをホーム画面に置いておくと簡単に起動できます。
製品版のご購入が今後の開発の促進(未実装機能の解消)につながりますのでご協力をよろしくお願いします。
  MindPkgLoader 自身も Mind for Android で作成されています!


端末での操作

パッケージローダの初期設定

 MindPkgLoader を立ち上げます。次の画面が表示されます。



 この段階では上部の「ユーザID:」は空欄になっています。
 「端末認証」ボタンを押すと次の画面が現れます。





PCでの操作


端末向け認証パスワード表示

 ここで少しだけブラウザの操作に戻ります。
 Mind for Androidの主画面の上段に「端末向け認証パスワード表示」というボタンがあるので押してください。



 上記のボタンを押すと次のダイアログが開きます。



 上のように表示されたワンタイムパスワード(6桁の数字)を手元にメモしてください(後で端末に打ち込みます)。


再び端末側での操作

端末認証

 再び端末の操作です。
 トップ画面で「端末認証」ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。



 上記で「認証ユーザID」のボタンを押します。



 上記入力欄に、ユーザIDを入力し、「OK」を押してください。( 開発画面で 「アカウント: 99999ma9999」 というような表示がありますがその11桁です )

 端末認証ダイアログに戻ったら、次に「認証パスワード」ボタンを押します。
 先と同様のダイアログが開きます。



 上記入力欄に、開発画面で表示されたワンタイムパスワード(数字6桁)を10分以内に入力し、「OK」を押してください。
 (有効時間は10分です。これを超えた場合は再度ワンタイムパスワードを表示させてください)。

 端末認証ダイアログに戻ったら、Androidの戻るボタンを押して端末認証のダイアログから抜けます。
 次の確認が表示されます。



 上記で「OK」ボタンを押すとサーバと通信が行われます。
 正しく認証されると次のようなポップアップが表示されるはずです。
 このとき、画面上部の「ユーザID」の欄にはあなたのユーザID値が表示されます。(逆に、ユーザIDが表示されているかどうかで、端末認証がおこなわれたかが判断できます)



端末認証が成功してもユーザID欄が空欄になっている場合は、一旦パッケージローダを終了させ、再度立ち上げると表示されます。

端末認証はブラウザにワンタイムパスワードを表示してから10分以内におこなう必要があります。それを超えると時間超過の旨のエラーメッセージが表示されるので、再度ワンタイムパスワードの発行からやり直してください。(ワンタイムパスワードは発行の都度、値が変わります)
注:有料版のパッケージローダを使って端末認証を行なうと、サーバ側にも有料版であることが記録され、開発画面の上段右のフリー版/有料版の情報は次のように変化します。実際の画面の変化は次に何か操作をしたタイミングとなりますが、画面右上隅にある「再描画」をクリックすれば直ちに確認できます。



通信テスト

 「通信テスト」というボタンを押すとサーバと通信が出来るか確認をおこなうことができます。端末認証が終ってしばらく日数が経ったときなど通信可能だけをチェックしたい場合に使ってください。

端末のセキュリティ設定を変更

 端末のホーム画面から以下の操作をします。

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
Android 6〜7 の端末ここから
 「設定」 → 「セキュリティ」















←オンに



 上の画面で「不明なアプリのインストール」のチェックボックスをオンにしてください。
Android 6〜7 の端末ここまで
\_____________________________________/

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Android 8 以上 の端末ここから
        「設定」 → 「アプリと通知」→
              「n個のアプリをすべて表示」 → 「MindPkgLoader」→






















←タップ


 (Android 8 の場合)
 上記「詳細設定」のすぐ近く「不明なアプリのインストール」があります。

 (Android 9、10 の場合)
 上記「詳細設定」をタップすると項目が拡張されて「不明なアプリのインストール」が現れます。


















←タップ


 上記の「不明なアプリのインストール」の行をタップすると次の画面に変わります。










←オンに


 上記のスイッチをオンにしてください。
Android 8 以上 の端末ここまで
\_____________________________________/

解説
MindPkgLoader 自身は Google Play からのダウンロードなので(身元不明のアプリではない)本設定は不要なのですが、MindPkgLoader がユーザが作成したアプリを自動インストールする際に必要となります。
・Googleの規定では、Google Play 経由以外の方法でインストールするにアプリはすべて「身元不明のアプリ」とされます。
・セキュリティのため、Mind開発作業が終わったらチェックを外しておいてください。


手動ダウンロード

− 注:以前から Mind for Android をお使いの方へ −

←このような表示が出たら・・

Mind for Android の古い版で作成したアプリが端末にある状態で新版でコンパイルしたアプリを再度インストールしようとすると、署名形式の違いからインスドールに失敗することがあります。
このような場合は古いアプリをアンインストールしてやり直してください。

 既に ログインからサンプルアプリのコンパイルまで - 1つのサンプルアプリを試しにコンパイル の解説にしたがって、サンプルのアプリ SpHello をコンパイルしていたはずです。
アプリ SpHello のコンパイルがまだ済んでいない場合は、上のリンクの解説にしたがってこのタイミングでおこなってください。
 パッケージローダの主画面から「手動ダウンロード」を押してください。次のようなダイアログが表示されます。



 上の情報を見れば、Mind for Androidシステムで直近に何のアプリを作成したか、またその日時が分かります。
 これをダウンロードしたい場合は「OK」ボタンを押し、情報だけ見れば良い場合は「Cancel」ボタンを押してください。

 手動でダウンロードしてみます。「OK」ボタンを押してください。
 ここから先は端末のAndroidバージョンによって異なります。

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
Android 6〜7 の端末ここから
 次のようなダイアログが表示されます。
(下記の確認は MindPkgLoader をインストールしたあと最初のアプリをインストールする時の一度のみです)


 上記は少し分かりにくいのですが、MindPkgLoaderがユーザ作成アプリをインストール処理することの許諾を得るものです。MindPkgLoaderによる一番最初のアプリのインストール時のみ確認されるものであり2度目からは表示されません。
 上記で「設定」をタップすると次のダイアログが表示されます。これも二度目からは表示されません。



 上記で「この提供元のアプリを許可」のスイッチをオンにしてから戻ると先に進めます。
Android 6〜7 の端末ここまで
\_____________________________________/


 次のダイアログが表示されます。

    <このアプリの初めてのインストール>  <このアプリの二度目以降のインストール>
   


 上記の確認がおこなわなるので、「OK」ボタンを押せばインストールされます。
このダイアログは、端末の重要なリソース(電話帳やネットワークなど)のアクセス許可確認を兼ねています。しかしこのサンプルプログラムではいずれも使っていないため表示されていません。


/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
Android 8〜9 の端末ここから
 インストール直前に次のダイアログが表示されます。
(下記の確認は MindPkgLoader をインストールしたあと最初のアプリをインストールする時の一度のみです)


 上記で「設定」をタップすると次のダイアログが表示されます。



 上記は少し分かりにくいのですが、MindPkgLoaderがユーザ作成アプリをインストール処理することの許諾を得るものです。MindPkgLoaderによる一番最初のアプリのインストール時のみ確認されるものであり2度目からは表示されません。
 上記で「この提供元のアプリを許可」のスイッチをオンにしてから戻るとインストールに入ります。
Android 8〜9 の端末ここまで
\_____________________________________/



 インストールが終ると次のダイアログが表示されます。



 上記で「開く」ボタンを押すと、ダウンロードしたばかりのアプリ SpHello が起動されます。



 SpHello には終了ボタンが無いので、Android標準の戻るボタンで終了させてください。



自動ダウンロード(サービス)

− 注:以前から Mind for Android をお使いの方へ −

←このような表示が出たら・・

Mind for Android の古い版で作成したアプリが端末にある状態で新版でコンパイルしたアプリを再度インストールしようとすると、署名形式の違いからインスドールに失敗することがあります。
このような場合は古いアプリをアンインストールしてやり直してください。

自動ダウンロードの開始(サービスの開始)

 パッケージローダの主画面メニューにある「サービスを起動」をタップしてください。



 上記のように「サービスが起動しました」というポップアップが表示されます。
 また上段のステータス領域に Mindパッケージローダ のアイコンが表示されますが、これはサービスが起動していることを表します。
 なお、サービスが稼動中は、ステータスバー/通知領域を下げると下のような通知情報があるのでこの方法でも分かります。




再コンパイルして自動ダウンロードされることを確認

 ブラウザの開発画面に戻り、プロジェクト SpHello の画面にしてください。
 「コンパイル」ボタンを押してください。再コンパイルに入ります。(初回よりも短い時間で終わるはずです)


端末上の変化

 コンパイルが終わったら端末の画面をご覧ください。「ダウンロード中」の通知がステータス表示され、次いでインストール確認のダイアログが開くはずです。



 同じアプリの2度目のインストールになるため、上記ような更新確認のダイアログが出ます。「OK」ボタンを押せばインストールされます。
 (自動インストールとはいえ、この確認だけは手動で対応する必要があります)


Mindパッケージローダの終了とサービスの終了の違い

 メイン画面の「終了」ボタンで終了できます。
 自動ダウンロードのサービスが起動している時は主プログラムは終了するものの、サービスは単独で続行します。
 (主プログラムは常に起動している必要はなく、サービスのみ起動していれば可です)
 サービスを終了させたい場合には、パッケージローダを再度立ち上げてから「サービスを停止」ボタンを押し、次いで「終了」ボタンを押してください。
 サービスが起動中、主プログラムを呼び出したいときは、ホーム画面から通知情報を表示させて、それをタップすることでも可能です。


自動ダウンロードの仕組み

 Mindパッケージローダのサービスが稼動している間、2秒間隔でサーバにポーリングをかけ、最新のパッケージが生成されたかを確認し、新しいパッケージが生成されたことを検出すると自動的にダウンロード /インストールをおこないます。平均的には1秒で検出するはずです。
 しばらく最新パッケージが生成されない状態が続くと(ブラウザでの開発作業を休んでいるなど)ポーリング間隔は長くなり(ネットワークとサーバの負荷を軽減するため)、最長6秒の間隔となります。したがってしばらく経ってからのコンパイルはダウンロード開始まで若干待たされます。



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