Mind for Android マニュアル


ログインからサンプルアプリのコンパイルまで


ログイン

Basic認証 (全ユーザ共通・初回ログインのみ)
 アカウント登録した際、「Mind for Android - アカウント発行手続(完了)」 というタイトルのメールが届いているはずです。そこにURLなどが記入されています。次のようなものです。
〜略〜

以下のURLからログイン願います。

  ユーザID: ・・・・・

  ログイン: https://android.scripts-lab.co.jp/・・・・
  Basic認証ユーザ名: ・・・・
  Basic認証パスワード: ・・・・

  マニュアル: https://android.scripts-lab.co.jp/・・・・/doc/

〜略〜
 上記の 「ログイン: 」 とあるURLをブラウザで開いてください。
 初回のアクセスに限り、Basic認証のダイアログが表示されます。(一度通過すると以降は表示されなくなります)
 メール記載の 「Basic認証ユーザ名: 」 および 「Basic認証パスワード: 」 の値を入力してください。(Basic認証でのユーザ名とパスワードは全ユーザ共通です)





 ←あなたのユーザ名・パスワードではありません



アカウントのログイン (各ユーザ別)
 Basic認証を通過すると次のログイン画面が表示されます。(こちらはユーザごとに異なるアカウント、パスワードとなります)



 通知メールに記載されているユーザIDを画面のID欄に記入します。
 さらに、アカウント登録の際にブラウザに表示されていたパスワードをパスワード欄に記入します。(パスワードはアカウント登録時のブラウザへの表示のみであり、メールには記入されていません)


ドメインの登録

 ログインが済むと最初のメイン画面が表示され、ドメインを尋ねて来ます。



 最初だけ「ドメイン」を尋ねて来るので記入してください。
 ここで言うドメインはインターネットで使うドメインと似たような外見ですが、インターネットのドメインとはまったく関係なく、この値でネットワークアクセスされることもありません。
 これから作成するアプリの作者を他者と識別するためだけに使われます。つまりアプリの作者の識別子とも言えます。
ドメインとして登録できる文字の種類は、「ヘルプ」ボタンを押すことで確認してください。
ドメインは後からでも変更できます。
 ドメイン名は作成したパッケージ内に情報として埋め込まれますので、でたらめな名称ではなく、なるべく、あなた(またはあなたの組織) であることを表し、かつ、他者が登録しそうもないものにしてください。

 (例1) 弊社(スクリプツ・ラボ)では scriptslab.co.jp を使っています。(「-」を抜いているのは、ハイフンが使えないからです)。
 (例2) たとえば山田太郎さんは taro.yamada.com を使うのも良いでしょう。


メイン画面

 ドメインの登録が済むとメイン画面が表示されます。



 フレーム「A」の中からローカルマシン上にあるソースファイル、イメージファイルなどをサーバにアップロードします。
 フレーム「B」で新しいアプリの生成、アプリの切り替え、削除をおこないます。
 フレーム「C」にはアップロードされたサーバ上のファイル一覧が表示されます。


フリー版/有料版の違い (フリー版の機能制限)

 画面上段右に、以下のようなフリー版/有料版の情報が表示されています。



 Mind for Android は 最初はメイン画面で上記のように フリー版 の表示をおこないます。このまま Mind for Android を使っていただくことができますが、フリー版には機能制限があります(詳細はすぐ右にある「フリー版とは」というリンクを押すと表示できます)。
 当初は (フリー版) のように丸括弧付きで表示されていますが、端末認証を経ると、この丸括弧が外れ、フリー版 のようになります。
 Google Play からパッケージローダ(MindPkgLoader)の 有料版 をダウンロード/インストールして端末認証をおこなうと、サーバ側がそれを認識し、この位置に「有料版」の表示がおこなわれるようになります。
 フリー版の機能制限は以下の通りです。


サンプルアプリのソースコードの準備

この章で扱うサンプルアプリは個々の機能の理解を促すための小さなアプリをまとめたものです。
これとは別に、複数の機能を横断的に使う比較的大きなサンプルプログラムもあります。後者については 「プログラミングガイド」 − 「大きなサンプルアプリ」 を参照してください。

 ブラウザで以下のURLを開いてください(別ウィンドウで開きます)。
        https://android.scripts-lab.co.jp/SL-android-sample/sources/



 上のようなサーバ上のファイル一覧が表示されます。この中にある andrmindSample.zip を 「右クリック→名前を付けて保存」 し、ローカルマシンにダウンロードします。
 次に、ローカルマシン上の任意の場所に Mind for Android 向けの作業フォルダを作成した上で、zipファイルを解凍してください。
注1:トップディレクトリに andrmindSample¥ を含んで展開されます。
注2:サンプルソースの文字コードはシフトJISにしてあります。
開発と実行を1台のAndroidタブレットで兼ねる場合
  • ファイルがダウンロードされるディレクトリはブラウザに依存しますが、Androidでは標準的には (SDCARD)/Download/ のようです。
  • Android端末ではZipファイルは解凍できません。あらかじめ Google Play から Zipを解凍できるアプリをインストールしてお使いください(Zip機能の付いたファイルマネージャアプリを入れる方法もあります)。
  • Zipファイルの解凍先は当座、"その場で解凍" ‥ (SDCARD)/Download/andrmindSample/ が作れらる‥で良いでしょう。

 含まれるファイルは以下の通りです。
    andrmindSample/
    |
    |-- Dialog/
    |   |-- SpDgEdit.src             エディットテキストダイアログ
    |   |-- SpDgInfo.src             情報を表示するだけのダイアログ
    |   |-- SpDgList.src             リストダイアログ
    |   |-- SpDgRadio.src            ラジオボタンダイアログ
    |   `-- SpDgYesNo.src            確認ダイアログ
    |
    |-- Event/
    |   |-- SpCheckbox.src           チェックボックス変化処理
    |   |-- SpDelayExec.src          遅延実行をおこなう方法
    |   |-- SpEv.src                 ボタンクリック処理
    |   `-- SpEvBcolor.src           ボタンクリック処理(2)
    |
    |-- Layout/
    |   |-- SpBcalc.src              二次元の多数のボタン
    |   |-- SpButtons.src            一次元の多数のボタン
    |   |-- SpL3views.src            レイアウト・まとまったプログラム
    |   |-- SpLcomplex.src           レイアウトのサイズを指定するもの
    |   |-- SpLdelete.src            レイアウトを削除するプログラム例
    |   |-- SpLmargin.src            レイアウトのマージンを指定するもの
    |   `-- SpLpadding.src           レイアウトのパディング
    |
    |-- MediaPlayer/                 MediaPlayerによるメディアの再生
    |   |-- phrase031.mp3              ←サウンドファイル(こちらを二番目にアップロード)
    |   `-- SpPlayer.src               ←Mindソース(こちらを先にアップロード)
    |
    |-- Misc/
    |   |-- SpMyName.src             私のパッケージ名、私のクラス名 など
    |   |-- SpToast.src              ちょっと表示(トースト)
    |   `-- SpWriteLog.src           ログ出力・閲覧(デバックツール)
    |
    |-- Preference/                  プリファレンスのサンプルプログラム
    |   `-- SpPre.src
    |
    |-- PreferenceActivity/          プリファレンスアクティビティのサンプルプログラム
    |   |-- commonkeys.src
    |   |-- PreferenceActSub.src
    |   `-- SpPreAc.src
    |
    |-- Ringtone/                    リングトーンマネージャによるメディアの再生
    |   |-- phrase031.mp3                ←サウンドファイル(こちらを二番目にアップロード)
    |   `-- SpRingtone.src               ←Mindソース(こちらを先にアップロード)
    |
    |-- RPNcalc/                     逆ポーランド電卓(整数の簡易版)
    |   `-- SpRPNcalc.src
    |
    |-- Silent_and_Vib/              バイブレーションのサンプルプログラム
    |   `-- SpVib.src
    |
    |-- SoundPicker/                 サウンド取得のサンプルプログラム
    |   `-- SpSndPicker.src
    |
    |-- Subact/                      アクティビティを起動するサンプルプログラム
    |   |-- Subact.src
    |   `-- Subactivity.src
    |
    |-- SubactEx/                    引数を付けてアクティビティを起動
    |   |-- SubactEx.src
    |   `-- SubactivityEx.src
    |
    `-- View/
        |-- SpHello.src              テキストビューを使った最も簡単なアプリ
        |-- SpVexpand.src            ビューのサイズを設定
        |-- SpVmargin.src            ビューのマージンを設定
        |-- SpVpadding.src           ビューのパディングを設定
        |-- SpVvarious.src           すべてのビューの生成
        `-- SpVweight.src            ビューのウェイトを設定
注: 赤色のフォルダ は1フォルダで1アプリ(複数ファイルで構成)、 その他のフォルダ は1ファイルが1アプリです。


1つのサンプルアプリを試しにコンパイル


アプリの作成

 メイン画面の中央のフレーム「アプリ」の中にある「新しいアプリの作成」ボタンを押してください。次のようなダイアログが表示されます。



 上記で「OK」ボタンを押すとメイン画面が次のようになります。



 上記で赤丸で囲んだ文言が変化し、新しいアプリの作成モードに入ったことを表します。(注:この段階でキャンセルすることもできます)
 引き続き、以下で示す操作によりMindのソースファイルをアップロードすると自動的に新しいアプリが作成されます。

Mindソースファイルのアップロード

 左端のフレーム「ローカル上のソース/データ」の中で操作をします。

 まず、「アップロードするソースの文字コード」 の選択を確認してください。サンプルプログラムのソースの文字コードはシフトJISなので、デフォルトで表示されている「shift_jis」のままで構いません。なお、ここを切り替えた場合はブラウザをログオフしても記憶されます。


 アップロードするMindソースファイルのファイル名の命名規則は、区画下に「ヘルプ」ボタンがあるので目を通しておいてください。Mindソースファイル以外のサウンドファイル、イメージファイルについても同様にヘルプボタンがあります。


 次に、「参照」ボタンを押すとファイル選択のダイアログが開きます。
 先ほど展開したサンプルディレクトリの中の View\ ディレクトリにある SpHello.src を選択し、次いで「開く」ボタンを押します。PCからサーバに向けてファイルがアップロードされます。
 今回はこのソースファイルが最初のソースになるため、自動的に新しいアプリの作成が行われます(少し待たされます)。アップロードが終るとメイン画面の「アプリ」欄に SpHello が表示され、「サーバ上のソース/データ」欄にはアップロードしたソースファイルが表示されます。
複数のソースファイルのアップロード
 上記例では1アプリで1ソースファイルですが、複数のソースファイルを持つアプリでは(正確には3つ以上ののソースファイルを持つ場合)、主ソースのみを単独でアップロードし、他のソースファイルは複数まとめてアップロードできます
開発と実行を1台のAndroidタブレットで兼ねる場合
 AndroidのブラウザでのファイルのアップロードはPCのブラウザと少し違うので注意点をまとめます。
  • アップロードのため開発画面で「ファイルを選択」ボタンを押します。
  • (標準ブラウザのみ) アップロードダイアログが出たら、「ドキュメント」を選びます。
  • 右上にあるメニューを表示させ「SDカードを表示」を指定します。
  • 左側ペイン(ファイルの種類の選択)で「内部ストレージ」を選びます
  • SDカードのフォルダ一覧が表示されるので「Download」をタップし下に降りると、さきほど解凍した Download/andrmindSample/ フォルダが見えます。

サーバ上のソース/データ

 アップロードが終ると、右端フレーム 「サーバ上のソース/データ」 の 「Mindソース」 区画にMindソースファイルが表示されるはずです。




コンパイル

 上の状態で「コンパイル」ボタンを押すと、C、Java、Mindの各言語の関連ソースがコンパイルされます。少し待たされたあと、以下の画面となります。
「コンパイル」所要時間について:Mindの新しいソースがアップロードされた直後は、C、Java、Mindのすべての関連ソースがコンパイルされるので待たされますが、その後にMindソースを差し替えた後のコンパイル(再コンパイル)はMindのコンパイルのみとなり、待ち時間はずっと短かくなります。


 上の図の「オブジェクト生成」フレームの最下段にある SpHello-release.apk というファイルが最終的に生成されるアプリのパッケージファイルです。
 (注:有料版でのコンパイルでは、パッケージファイル名は SpHello-release-aligned.apk となります)

 右側の「オブジェクト生成」フレームの詳細を以下に解説します。




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