Mind for Android マニュアル




マナーモードとバイブレーション



マナーモードの取得

 現在のマナーモードは以下により取得できます。

■マナーモードを取得
文法
マナーモードを取得 → <モードを表す整数>
                モード  0: マナーオフ
                     1: バイブレータ(通常マナーモード)
                     2: サイレント
 
「メディアの再生 − 音の再生(メディアプレイヤーによる再生)」 のセクションでも解説しましたが、「メディアプレイヤーにロードして再生」などのメディアプレーヤ系の実行では、端末でマナーモードを設定していてもそれと無関係に音が鳴ってしまうので、本処理単語でマナーモードを検出して音を鳴らすのを抑制する、あるいは後述するバイブレーションに代替するなどの工夫をすることを勧めます。(注:Android OS が自動的にバイブに切り替えてくれることはありません。アプリの責任です)


バイブレーション関連の処理単語

■バイブレーション開始
文法
  ←−−−−−−−−−−−−− 鳴動データ −−−−−−−−−−−−−→
<休止ミリ秒1>と、<鳴動ミリ秒1>と、 <休止ミリ秒2>と、<鳴動ミリ秒2>と、
                                  <ループ指定(真/偽)>で
                                      バイブレーション開始 → ・

              注:渡す値はすべて整数値です
記述例
鳴動データは (・ → 休止ミリ秒1、鳴動ミリ秒1、休止ミリ秒2、鳴動ミリ秒2)
	300ミリ 400ミリ 500ミリ 1000ミリ。

鳴動処理・単発とは (・ → ・)
	鳴動データと 偽で バイブレーション開始すること。

鳴動処理・連続とは (・ → ・)
	鳴動データと 真で バイブレーション開始すること。
 上記で鳴動データとして「300ミリ 400ミリ 500ミリ 1000ミリ」を指定しています。この意味は、
 300ミリ秒 休み
 400ミリ秒 鳴動
 500ミリ秒 休み
1000ミリ秒 鳴動
となります。聞いた感じとしては、
  ↓鳴動1  ↓鳴動2
  ブッ、  ブーー
↑休止1  ↑休止2
のような鳴り方となります。(最初に休止から入るのは Android API の仕様です)
もっと簡単な鳴り方にするなら、鳴動テータを前半2値のみ指定し、後半2値はゼロにすることもできます。たとえば、
鳴動データは (・ → 休止ミリ秒1、鳴動ミリ秒1、休止ミリ秒2、鳴動ミリ秒2)
	300ミリ 400ミリ 0ミリ 0ミリ。
                   ↑この2つをゼロにする
のような書き方です。聞いた感じとしては、
ブッ
のような鳴り方となります。
さらには、先頭の休止をゼロにすることもできます。
鳴動データは (・ → 休止ミリ秒1、鳴動ミリ秒1、休止ミリ秒2、鳴動ミリ秒2)
	0ミリ 400ミリ 0ミリ 0ミリ。
          ↑値の指定はここだけにする
上記では、単発なら、
ブッ
連続なら
ブーーーーーーーーーー
と連続で鳴る(休止無し)ことになります。

■バイブレーション停止
文法
バイブレーション停止 → ・
連続で鳴動させる場合の停止に使います。


バイブレーションのサンプルプログラム

 マナーモードの取得とバイブレーションテストを行うサンプルプログラムをコンパイルしてみます。
 既に
ログインからサンプルアプリのコンパイルまで - 1つのサンプルアプリを試しにコンパイル にて1つのサンプルアプリをコンパイルしていたはずですが、ここではバイブレーションを使うサンプルプログラム SpVib をコンパイルしてみます。
 サンプルプログラム群のうち、次のものを使います。
    andrmindSample/
    |-- 〜略〜
 〜略〜
    |-- Silent_and_Vib/
    |   `-- SpVib.src           ←バイブレーションのサンプル
 〜略〜
 まず、端末との連携(パッケージローダ) での解説に従って、パッケージローダを起動、さらにそこからサービスを起動しておいてください。
 次に、Mind for Android のメイン画面で、「新しいアプリの作成」ボタンを押し、その状態で、サンプルプログラムの上記フォルダ内にある SpVib.src をアップロードします。これにより SpVib というアプリが自動作成され、下のような状態になります。



上記で赤丸の箇所の「Option」というボタンを押します。次のダイアログが開きます。



上のダイアログで「バイブレーションを使用」の箇所のチェックを入れ「確定」ボタンを押します。メイン画面は次のように変化します。



 上記のように、「Option」ボタンの枠線が赤色に変化し、何らかのオプションが設定されたことを表します。
 ここで、「コンパイル」ボタンを押してコンパイルするとアプリ SpVib が端末にダウンロード/インストールされるはずです。
 インストールが終ったら起動してください。次の画面が表示されます。



 上記のように最上段に現在のマナーモードが表示されます。
 その下のボタン群はいずれもバイブレーションをテストするものです。実際に操作してください。


(オプション指定に関し注意)

 先の解説では、Mind for Android のメイン画面で「Option」ボタンによりオプション「バイブレーションを使用する」をオンにする方法を示しました。うっかりこれを行わずにコンパイルしてもコンパイル自体は正常に通りますが、アプリの実行時にエラーが出ますから注意してください。
 バイブレーションをおこなう動作に入った瞬間、以下のような画面が表示されてアプリが落ちます。



上記のようなダイアログを目撃したら、オプション指定を疑ってみてください。




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